カスタムのキホン!車内カスタムで差をつける

クルマのカスタマイズは、楽しいものです

クルマのカスタマイズを必要とする人が増えている

運転アシストのためのカスタマイズ

クルマのカスタマイズは、デコレーションのみではありません。忘れてはいけないのは、様々なハンディを乗り越えようとする人達が、社会進出の範囲を広げるためのツールとしてクルマが選択肢として重要であること、そしてそのツールを有効に生かすためにクルマのカスタマイズは不可欠であることです。
これまでの道路交通法の改正により、障害を乗り越えようとする方々でも、適切にカスタマイズしたクルマを使って所定の運転免許検定に合格すれば、ご自分でクルマを運転できる免許を取得できるようになっています。たとえば脚の障害を乗り越えようとする人にとって、クルマのアクセルやブレーキ部分のカスタマイズがあってこそ、ご自分で安全にクルマを運転できるのです。
またクルマの運転することがまだまだ必要な高齢者向けに、自動ブレーキ機能を装備するなどの安全面でのカスタマイズもいま注目されています。

カスタマイズはクルマの開発・改良の原動力

運転者の視点でのみ、クルマをカスタマイズするわけではありません。車椅子を日常的に利用する被介護者をクルマに乗せる頻度が高い場合、被介護者が乗りやすい座席の位置や高さに調整する、座席の座り心地を改善する・場合によっては車椅子のままクルマに乗せられるなど、同乗者の視点に立ったカスタマイズもどんどん増えています。
またカスタマイズの例ではありませんが、キーレスでクルマのドアが開けられる・後部座席用のスライドドアの標準化などは、運転者自身や同乗者の乗り降りや荷物の積み降ろしを容易にしたいなどのニーズに、メーカーが答えた形になっています。
クルマにこのような機能があったら便利だというユーザーのカスタマイズの要望が、メーカーの新規開発・仕様変更に繋がる形にもなっているのです。